出産一時金の改正

出産したときに自分の入っている健康保険から一時金という形で今までは30万が支給されるように法律?で決まっていたのだけれど、10月からは改正されて35万になった。
この金額は最低の金額だから入っている健康保険によってはもっと多かったりもする。
10月の改正ではこの受け取りの方法に直接産婦人科にという方法が追加された。
出産のときには入院費で結構まとまった額が必要になって大変な場合もあるけれど、この一時金を直接産婦人科に渡すことでその負担が減るように思う。
もちろん出産費用が35万以下であればその差額は別途支給されます。
話は変わって奈良で出産のときにお母さんが亡くなってしまうという症例があった。
ニュースでは医療ミスなてことも言われていて、担当医は刑事責任も問われているらしいけれど、本当は少し違うように思える。
ネットの情報だけれど、
天漢日乗
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/

天漢日乗: 「マスコミたらい回し」とは? (その8) 医師限定掲示板からのコピペ 更に詳しい「その日何が起こったか」
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2006/10/8_726c.html
を見てみると、病院では対応できる状況ではなく必死に受け入れ先を探していたように思う。
しかしこの症例に対して受け入れられる技術も人もおらず結果的に県外に搬送させるしかなかった、と。
出産にはリスクがつきもので奥さんや子供が亡くなってしまうのはとても悲しいことです。
けれどそのリスクをできるだけ回避させるために産婦人科医を始めてとして先生方はがんばっていると思います。しかし現在の環境として出産を取り巻く環境としてはあまりに厳しいように思えます。
以前ニュースになった年間5000万で産婦人科医を引き受けた先生は一人でほぼ24時間の勤務をしていたようです。が、市議から金額的な批判をされたようです。そして辞めてしまったとニュースになりました。
その後この地域は産婦人科医が一人もいない地域となりました。その後別の先生が入ったというニュースは聞きません。
これらのニュースについて間違った理解をしてしまうことは、どんどん出産に関係する医療、周産期の充実から遠ざかってしまうように思う。